NPO法人 日本妊産婦整体協会は、整体の調整や矯正、ストレッチ体操を用い、多くの妊産婦さんが悩む切迫早産に対応できるテクニックを学ぶセミナーや講座を開講しています。より短時間でしっかりと整体のテクニックが学べます。会員向けのフォローアップ指導も行います。

  • 実際に臨床の場で妊産婦整体を取り入れて

    2017年8月22日

    福岡の助産師さんの声です。

    薬を使わなくても、身体をケアすることで『切迫の予防ができる』『陣痛促進できる』という妊産婦整体にとても興味を持ち、今年に入ってから妊産婦整体を学び始めました。

    徳元先生の教えてくださる技術は、
    ・力がない女性でも行える
    (力を必要としない)
    ・施術者への負担がない
    ・パターン化されていてわかりやすい
    ・すぐに現場で使える
    ・誰が行っても効果が出る
    助産師とは違う視点からの、乳房ケアや分娩時のアプローチは、本当に驚くことばかりでした。長時間のセミナーは、いつもあっという間に終わってしまいます。

    実際に臨床の場で妊産婦整体を取り入れて、約半年が経ちましたが、分娩の場で使ってみての妊産婦さんの反応や変化をシェアさせてください。

    【なかなか陣発しない場合】
    ・妊婦健診に来た妊婦さん2名に、NSTを取りながら骨盤ケアを行った結果、2名とも2日以内に自然陣発で入院になりました。

    【なかなか分娩進行しない場合】
    ・バスタオルを使ったストレッチ+骨盤ケアを行うのですが、この時に呼吸法を一緒に行います。身体を見ていると、子宮が硬い、極端に左右に寄っている、尖腹などのことが多いですが、ケアを行うと子宮は柔らかく中央に戻ってきます。そして、胎児は骨盤内に入り込むため、胃の辺りがスッキリし、お腹が小さくなり、仰臥位が楽になったと、ほとんどの方が話されます。ケア後、陣痛が増強し、分娩に至るケースが多いです。
    ・陣痛促進のケアをすれば、陣痛が強くなるとばかり思っていましたが、微弱陣痛の場合は、陣痛が増強し分娩に至るケースがほとんどですが、前駆陣痛の場合は、一旦陣痛が弱くなる若しくは消失するため、数時間熟睡できたのちに自然陣発し、分娩に至るケースが多い…という違いがあるように感じます。

    【出血が多い場合】
    微弱陣痛の場合、分娩時の出血が多くなることは想定内ですが、促進ケアを行った産婦さんに出血が多いケースが続いたため、徳元先生に相談させていただきました。先生からは、分娩後に骨盤を締めるケアをすると良いとアドバイスをいただき、セミナーで学んだことを実践してみたのですが、セミナーで学んだ手技は、創部へテンションがかかり痛みを伴うような気がしてしまい、躊躇していました。後日、助産師向けセミナーで側臥位でできる骨盤の締め方を教えていただき、産後の清拭・更衣の際に骨盤を締めこむようにしたところ、分娩第4期の出血は落ち着きました。
    また、この骨盤をしっかり締めこむことで、後陣痛が軽減したという感想を、数人の経産婦さんからいただいています。


    私は、これまで1000人以上の赤ちゃんの誕生のお手伝いをさせていただきましたが、自分の無力さを感じることが多々ありました。しかし、妊産婦整体を学んだことで、私に出来ることが少し増えました。
    妊産婦整体を学び、実践して感じることは、
    ・施術を通して、施術者だけでなく、受け手とともに身体の変化を実感できる。
    ・また、変化を実感することにより、自分の身体への関心も高まる。
    ・本来あるべき状態にリセットすることで、機能を正常化することができる。正常化することにより、妊娠・出産・授乳期におけるトラブル回避につながる。
    ということです。

    未熟な私の手技でも結果が出る妊産婦整体は、本当に凄いと思います。妊産婦さんに寄り添う助産師の皆さんには、ぜひ学んでほしいと思います。