沖縄妊産婦整体セミナーが 2016年11月26日~27日の2日間で行われました。今回のテーマは2の不妊、生理不順、排卵痛、産後のトラブル、骨盤調整、恥骨痛、尾骨痛、乳腺炎、腱鞘炎になります。
一日目は
妊婦さんのお腹の形でも、妊娠前のお腹の形でも切迫になる人、逆子になりやすい人のお腹の見方。 第一子でずっと切迫で寝てた私のお腹は確かに切迫型でした(笑)
妊娠中のトラブル防止の内臓調整にもなるストレッチ。 なぜ、どうしてその場所か、触診の圧や意味を解説頂きながら的確にタオルのセット位置も目的に応じて今日は2パターンあり、 2人ペアで指導を受け、特徴のある症例を受講者からピックアップして検体、お腹にペンで腸間膜根を描かれたT助産師さん、ありがとうございました^_^
・骨盤調整 (笑っちゃうほど簡単だけど効果大) ・小腸のリリース ・L1の調整 ・子宮位置の見方、つかみ方、検査、リリース、内臓との位置関係、後屈へのアプローチ、生理痛との関連、・子宮靭帯の緩めテクニック ・恥骨痛の取り方 ・尾骨痛の取り方
何か脱線もありでしたが(笑) 脱線が膜へのアプローチとか産後の倒れてしまう人への対処、とかなので脱線がまた面白い。 あっという間に終了時間。
二日目は
・胸鎖乳突筋と立ちくらみのお話とリリース方法。 ・第一次呼吸システムのお話、仙骨と後頭部の関係。 後頭部のタッチの方向、順序、調整の意味、チェック方法と実技が続く。
妊娠6ヶ月のモニターさんが施術を受け、お腹の形も乳房の形も体感もとても変わり驚いていました。 問診ではお腹の張りの自覚がなく、でも張りのあるお腹だったので施術者である方からの自覚のない方へのアドバイスの方法も含めての講義・解説付きで施術を見学。 施術前後の状態も触診させて頂き、ふわふわの乳房ときれいな卵形で位置が上ったお腹の変化に皆びっくりでした。
あと、 ・骨盤底筋のリリース この手技は徳元式全部に言える事ですが、 男性でも嫌味なく直接デリケートな部分に触らずに骨盤底筋を緩める手技です。
骨盤底筋が緩むと何が良いかと言うと、 子宮の活性化 子宮内膜の圧が変わり内膜の厚さが変化 骨盤が閉まる 切迫防止のみならず、尿漏れ、子宮下垂、不妊にも効果が期待できます。男性に施術しても効果ありです。
・卵巣の探しかた、触りかた、捻転、膿腫などの改善の為のリリース。排卵痛や卵の質が変わる話、卵巣の年齢が変わるなど興味深く、でも手技はとっても簡単^_^ 姿勢や手技、手順に工夫があるだけにやる事はもう簡単な動きだけ。
・乳房トラブル 乳腺炎、予防、炎症中でも、凄いのが何年も前のしこり取り。 妊婦だけでなくこれは乳がん防止にも有効です。 肋間痛、手に力が入らない、放散痛などにも使える
徳元先生曰く、「蛇口の元栓を開く」施術。 しこりそのもの蛇口だけをゴリゴリ開いても元の部分、 身体でいうなら胸の下地、背骨と肋骨周りの筋肉のリリースをしていく。実は私もバリバリ乳腺炎さんを何人か施術してきたが、背骨を忘れていましたー。ー 筋のポイントは一緒でもリリースがとーっても簡単! びっくりでした。
やはり、ある助産師さんが 「私が今までやってきた事は何だったのー?」 と呆然のつぶやきを。。。わかります! 私もえ~こんなんでいいわけ?ってびっくりでした。
午後に2人きたモニターさん含め乳房リリースを受けた妊婦さんは皆さん、ふわふわのおっぱいになって肩も首も楽になって御自身も驚いて帰りました。
土台が大事って知っていたけど。。。 やはり肋骨は立体だった、という事です。
・腱鞘炎の施術 回内、回外筋を考慮したリリース
・施術の順番や組み立ての復習とまとめ
今日もあっと言う間で終了時間。 施術の解説と狙いなど講義もとても勉強になりました。実技もこの2日間ではかなり濃かったので、後日復習会も開催してくれる先輩方に感謝です。
骨盤底筋リリースが5月よりやりやすく改良されていたアイデアとか日々探求の姿勢を感じます。 どの手技も簡単に楽に出来る工夫もされているのも妊産婦さんがセルフで家で行える事も考えているのでしょうね。 (すぐ使える上、効果大なんです。) 妊産婦さんが断られない整体院がもっと増えるように全国を回っている協会の活動、応援します。
◆レポート
NPO法人日本妊産婦整体協会 當真舞由未 (整体師)
Uniqueー腱引き & アクセスバーズ・ボディプロセススクール 沖縄ー