今回は、再受講させていただきました。
昨年から学び始めた妊産婦整体ですが、病院で試していたところ、退院後も継続的にケアをしてほしいという褥婦さんからの強い希望で始めた訪問のみでの整体+育児サポート。
骨盤ユルユルの時期は終わったのに、まだまだ継続ケアを希望してくださり、ぼちぼち1歳になる子ども達。妊産婦整体を学び中の未熟な私でも、産後のママ達の身体のケアを続けることができています。今回も『新しい技を期待しています』の言葉に見送られての参加でした。
復習も兼ねての参加でしたが、1日目の午前中から進化した技術練習。基礎がわかっているからこそ、進化した技術が習得できるわけですが、やはり目から鱗。
徳元先生は、助産師が現場で使いやすいように…と、いつも助産師の目線から見て考え、私達助産師の負担にならないように進化させてくれているのだと感じます。本当に本当に有り難いことです。
今回は、セミナー当日 感じた自身の体調不良について実感したことを書こうと思います。
もともと、身体が良くも悪くも反応しやすいタイプなのです。セミナー1日目は身体を緩めないままに、午前中は骨盤の中を緩め、午後は骨盤を開いたり締めたり。骨盤だけを部分的にケアした結果、もれなく頭痛と吐き気に襲われました。徳元先生やサポートに入ってくださっている方々にケアをしていたので、体調は戻りましたが、久しぶりに辛いと感じる体験でした。
しかし、よく考えてみると、この体験は産後のお母さん達の状態(骨盤ユルユル)を、疑似体験していたんだ…ということに気づいたのです。妊娠後期から分泌されるホルモンによって骨盤は緩み、分娩によって骨盤が開く。産後は、急激に身体のバランスが崩れた状態にあり、頭痛や吐き気、気分不快が出ても全く不思議ではないことを、身をもって体験しました。分娩後、骨盤を締めることの大切さをあらためて感じました。
普通の助産師であれば、骨盤ベルトを巻くことくらいしかできませんが、妊産婦整体を学んでいれば、簡単な手技で骨盤を締めることが出来るようになります。
私が妊産婦整体に出会って2年目になりましたが、昨年は助産師人生で1番成長した1年だったように思います。助産師を続けていると、乳房ケアや分娩において、必ずぶつかる壁があるように思います。それを解消してくれたのが妊産婦整体でした。
仕事をする中で上手くいかないと感じている助産師さん、看護師さんに、ぜひ学んでほしいと思います。
助産師 宮川奈恵