私は柔整師で、以前より腰痛の妊婦さんが来られた場合は、妊婦さん用のクッションは使用してましたが、
通常の患者さんと同様の治療を行ってました。しかしこのままのやり方で良いのかな?と思い妊産婦さん対象のセミナーを探していた所、偶然FAXが届きこのセミナーの事を知り受講したのが、1回目の福岡セミナーでした。

 このセミナーは講義の時間がほとんどなく、息つく暇も無いほど次から次へと実技中心に進んでいきました。何より参考になったのが、現在妊娠中の女性にモデルになってもらって、実技の効果が目の前で実感できた事で「妊婦さんをそんなに動かして良いのか?今までの経験や知識はなんだったのか?」と凄いカルチャーショックを受けました。
 
 今回名古屋セミナーは2回目で、前回セミナーの確認と新しい知識と実技の習得ができ、また参加された他の先生方とも交流を広げる事ができ大変有意義な物でした。懇親会の席で整体院の見学をお願いした所快く了解して頂いたので、先日名古屋セミナーでご一緒させて頂いた先生とお邪魔しました。
 
 患者さんは妊婦、産後の方から、若い方、ご年配の方とさまざまな方が来られてましたが、助産院で「お腹の子供が出産予定日なのに下がらないから下ろして貰って来て」と言われて来られた妊婦さんがいました。セミナーの席でこのような依頼も来ますと聞いていたので、すごいなと感心してしまいました。治療しながら色々とお話しも聞かせて貰えたのですが、実際セミナーで教えて貰ったノウハウを現場でどう生かしているか見る事が出来て、大変参考になりました。
 
 今回強く印象に残ったのは「私はここにまた来なくて良いように治療している。また来てくださいと言う気持ちは無い」と言う言葉で、先生の治療に対する思いが凝縮されているのではと思いました。この文章だけ読んでいると、近寄りにくい真面目な先生と想像されるかもしれませんが、「整体院見学の際の服装は?」とメールで質問したところ、返ってきた答えが「ハロウィンが近いので仮装して来てください」でした。

 お昼ご飯はお手製のおにぎりを、治療時間の空き時間にベッドの上で食べながら、「毎日こんな感じですよ」と笑っておっしゃってました。タフですね。今後も時間の許す限りセミナーに参加したいと思っています。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。