妊娠6か月の妊婦で、症状としては、長時間歩いたり立っていると足のだるさ、腰痛があります。下肢に静脈瘤があり、むくみもあるので日頃は着圧ソックスを履いて症状の軽減を図っておりました。また、お腹が張るということはないですが、疲れやすく、下肢の冷えがあり、妊娠後には便秘にも悩ませれておりました。

 初めに、仰向けの状態で先生や受講生に腹部を触診されたのですが、「お腹が固い、張っている、子宮の位置が下がっている」と言われました。自分自身、お腹が下がっていて、固く、張っているという自覚がなかったので、徳元先生からは、「感覚が鈍くなって気づいていなかったんだ」とご指摘がありました。

 仰臥位の状態で、頸部を左右に調整さられたのですが、痛みはなかったです。その後、お腹を触ると先ほどの腹部の固さは一体?っていうくらいお腹が柔らかくなっていました。ほんの一時の頸部の調整だけで、腹部を調整しているとは、驚きました。

 その後、股関節や膝関節を屈曲したり、腸を緩めるとのことで腰椎や腹部に手を当てられて施術されると、さらにゆるゆるふわふわなお腹になっていました。立ってみると、明らかにお腹の位置が上がっており、姿勢が整っていました。さらに歩行時には股関節周りの筋が緩んだのか足取りも軽くなり、むくみも軽減されていました。

 また、翌日から快便になったので、”本当に腸が緩んだんだ”っと実感し、身体の中からきれいになった感じです。施術時間は数十分で、こんなに効果が出るなんてと感激しております。この体験を通して、身体は1つですべてつながっており、テクニック一つで身体のバランスを整えることができることを体感しました。

 妊娠中は日々身体が変化していく中で、いかに自分の身体と向き合っていくことが大切であるのかを感じました。出産までの残りの期間、快適に過ごせるよう日々の生活に気をつけていきたいと思います。この度はありがとうございました。