10月1日、2日に仙台で開催されたセミナーに参加いたしました。私は青森県八戸市にある病院に勤務している助産師です。
私がセミナーに参加しようと思ったきっかけは、助産師としての経験を積み重ねていくなかで、「何とかしてあげられないかな」と思っていても、対処法がわからないために「様子見るしかないよね」、「仕方ないね」としか対応してあげらないことをもどかしく思っていたことと、自分自身の体調不良と捻挫をきっかけに知り合ったカイロの先生から、腸が身体に与える影響を教えていただいたことでした。色々調べていくなかで、日本妊産婦整体協会に辿りつき、徳元先生や協会の考え方や助産師向けのセミナーもされていることから興味を持ちました。
6月に開催されたセミナーに初めて参加して、徳元先生のテクニックの効果に感動で。今回も楽しみにしておりました。早速、今回教えていただいた乳腺炎へのテクニックを実践してみた感想を述べたいと思います。
入院中、乳汁分泌が始まってもなかなか効果的な授乳が出来ずに、乳汁うっ滞が生じて疼痛や腫脹、熱感、乳房の増大と乳頭のむくみで赤ちゃんが上手く吸着できない場面に遭遇することがあります。徳元先生から教えていただいた乳腺炎へのテクニックである背骨や胸骨の調整を行うと、乳房基底部(乳腺体と胸壁の境界部分)が自然に緩み、乳房全体がフワフワで可動性が良くなります。その状態でいつもの乳輪、乳頭マッサージを行うと今までの半分ぐらいの時間で乳汁うっ滞が軽減しました。何より、褥婦さんは苦痛が少なく気持ちよく、短時間でという点では助産師にも優しいかもしれません。まだ件数が少ないので重ねていき、変化や効果を知りたいと思っています。
テーマ1、2どちらも内容が充実していて、先生の人柄も参加される方々もとても優しく面白い方々でした。もし、興味がありながらも迷っている助産師さんがいたらオススメします。
余談ですが…
イレウスで手術をしたことがあるので腸も硬いのですが、参加者のなかで一番硬く癒着もある私の子宮をみなさんに調整していただき、効果のすごさを実感しております。ありがとうございました。